お肌の化学

表皮について ①

表皮の代謝

基底層で生まれた表皮細胞は、新たに生まれる表皮細胞に押し出されるように有棘層(ケラチンなどのタンパク質を産生し結着する)、顆粒層(細胞の核が抜け耐水性のあるレンガ造りのようなラメラ構造を獲得する)を経て角層(外界からのバリア機能と柔軟性を併せ持つ)となり、古くなった角層は垢として剥がれ落ちていきます。

これがターンオーバーで、20 代前半では約28 日、40 代では約50 日、60 代では約100 日と、加齢とともに延長していきます。

表皮の構造

メラニン色素の生成

表皮細胞は主に、ケラチン細胞と少しのメラニン細胞から成り、ケラチン細胞は紫外線にさらされると核を守るため、α – メラニン細胞刺激ホルモンを分泌します。

メラニン細胞はそれを受けて活性化し、メラニン色素を多く作ります。作られたメラニン色素はケラチン細胞に受け渡され、紫外線から核を守るのに使われます。これが直射日光にあたると肌が褐色になるメカニズムです。

正常に代謝している表皮では、角層が剥がれ落ちることにより過剰なメラニン色素も排出され、元の色調に戻ります。

肌の中でメラニン色素が生成される様子