お肌の化学
エイジングが気になりだしたら全 7 件
- 表皮について ①
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基底層で生まれた表皮細胞は、新たに生まれる表皮細胞に押し出されるように有棘層(ケラチンなどのタンパク質を産生し結着する)、顆粒層(細胞の核が抜け耐水性のあるレンガ造りのようなラメラ構造を獲得する)を経て角層(外界からのバリア機能と柔軟性を併せ持つ)となり、古くなった角層は垢として剥がれ落ちていきます。
- 表皮について ②
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老人性色素斑は、加齢により発生するシミの代表的なものです。
代謝が遅くなると、ケラチン細胞が紫外線にさらされる期間が長くなることから、そこから誘導されるメラニン色素は過剰となります。
- 真皮について ①
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真皮層の線維芽細胞は、コラーゲン、ラミニンなどのタンパク質類やヒアルロン酸などの真皮を構成する様々な物質(細胞外マトリクスといいます)を産生しています。これらは、酵素によってゆっくりと分解されていき、短いもので数ヶ月、長いものでは数年もかけて代謝しています。
- 真皮について ②
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加齢するに従って線維芽細胞の働きが悪くなると、細胞外マトリクス(コラーゲンなど)の産生が弱まる一方、これを分解する酵素の活性はむしろ増加するため、細胞外マトリクスの量が減少し、内的なしわの発生要因となります。
- グロースファクター
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グロースファクターとは、細胞に増殖を働きかけるタンパク質群のことです。細胞膜上にある受容体にグロースファクターが取り込まれることで、核に情報が伝達され、細胞が増殖します。