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アジアのまつ毛事情

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16.Apr.2021

アジアのまつ毛事情

日本人のまつ毛は貧相って本当?!

ナチュラルでありながら、華のある自まつ毛への需要が高まっている今日この頃。「外国人みたいに、ボリューミーでクルンとしたまつ毛に憧れる」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、欧米・欧州などの外国人と、アジア人のまつ毛にどんな違いがあるのか、アジアにおけるまつ毛事情を、日本のまつげ事情も交えながらご紹介していきます。

■欧米人と比べて見栄えがしない!その理由

「外国人のような顔立ちに憧れている」という女性は少なくありません。外国人顔に近づくために大切なのがそう、まつ毛です…!実は、日本をはじめアジア人のまつ毛は欧米人のまつ毛と比べると貧相なイメージを与えてしまうのです。実際に数値でご紹介すると…

【まつ毛の長さ】の平均

日本人・・・6.8mm

欧米人・・・8.1mm

【まつ毛の本数】の平均

日本人・・・上:120本 下:40本/片目

欧米人・・・上:160本 下:60本/片目

【まつ毛の角度】の平均

90度を平行とした場合(90度を下回ると下向き、上回ると上向き)

日本人・・・80.9度

欧米人・・・102度

日本人のまつ毛は欧米人のまつ毛に比べると、本数にして3~4割少なく、さらに角度まで下がっているので、黒目に影を落としがちです。目を小さく、さらにインパクトも小さくなってしまうのです。「ではアジア人ならではのまつ毛のコンプレックスを解消するには…?」

そこで誕生したのが、「まつ毛エクステ」という技術です。

■「まつ毛映え」の代名詞!付けまつ毛・まつ毛エクステの始まりはアジア

今でこそ、世界中のセレブリティ達も愛用している付けまつ毛やまつ毛エクステですが、発祥はアジアであることをご存知でしょうか?たとえば、まつげにエクステを付けるまつ毛エクステは、お隣「韓国」が発祥の地です。韓国のつけまつ毛工場で余っていた人工まつげを再利用したのが、まつ毛エクステの始まりになったと言われています。さらに、つけまつ毛の発祥をたどると、その起源は日本の大正時代にさかのぼります。1920年代、浅草の芸者さんが髪の毛を編み上げて付けまつ毛を作っていたという記録があるのです。当時は、芸者さんのオシャレの1つで、一般人の方がつけまつ毛を付けることはなかったのだとか。それから時が経ち、1960年代になると、イギリスモデルのツイッギーがつけまつ毛を付けたことで、つけまつ毛が世界的な人気に!「少ないまつ毛をどう映えさせるのか」アジア人女性のボリューミーなまつ毛への追及と努力が今や世界的にトレンドの“つけまつ毛”や“まつ毛エクステ”を生み出していたのですね。

■アジア各国で好まれるまつ毛の傾向・ニーズについて

アジア地域により、好まれるメイクやまつ毛のニーズが違うようです。

◇日本

「上品」「可愛い」といった、ぱっちりとしたまつ毛に需要があります。自然な長さとボリュームの「ナチュラルなまつ毛」が人気です。根元から立ち上がるまつ毛であるほど、ぱっちりと大きな瞳の印象を与えるので、まつ毛エクステではアップワードラッシュやフラットラッシュ。まつ毛パーマではパリジェンヌラッシュリフトなど、可愛らしく上品な目元を作るための技術が日本で続々と登場しています。まつ毛エクステの技術も、日本はアジア・世界の中でトップクラスと言われています。

◇韓国

「洗練」「上品」な目元への需要が高いです。極ナチュラルかつ、目尻のまつ毛が長く大人っぽい「セクシーなまつ毛」が人気です。

◇中国

「エレガント」な目元の印象への需要が高いです。長さ・ボリュームともに迫力のある「グラマラスなまつ毛」が人気です。

 

■アジアにおける日本のまつ毛意識調査の結果 …

近年は「まつ育」など、自まつ毛を育てる自まつ毛ケアにフォーカスするまつ毛美容が話題に!しかし、アジア諸国そして日本人のまつ毛に対する意識調査を確認すると、意外なことが判明しました。

【マスカラの利用経験】

日本 83%                       

韓国 81%

中国 44%

【つけまつ毛の利用経験】

韓国・中国 49%

日本 42%

【まつ毛エクステの利用経験】

中国 22%

韓国 21%

日本 15%

【日本・韓国・中国の「まつ毛美容液」使用状況】

中国 60%

韓国 23%

日本 17%

日本における自まつ毛への美意識を見ると、マスカラや付けまつ毛など、まつ毛にダメージを与えるメイク経験者が多い一方で、まつ毛美容液実使用状況は1割台と、圧倒的に少ないです。さらに自まつ毛への満足度を長さ・太さ・量で評価してもらったところ、中国では、それぞれの項目で60%以上の方が満足と回答。それに対して、美容液ケア最下位の日本では、自まつ毛の長さ・太さ・量のいずれの項目でも最下位でした。アジアにおける自まつ毛に対する意識調査の結果から、日頃からまつ毛ケアを行うほど「自まつ毛への評価・満足度が上がる」と言えます。中国でマスカラ使用者が少ないのは、自まつ毛への自信の表れなのかもしれませんね。日本人女性は、多くの人が自まつ毛に満足できていないという少し残念な調査結果となりました。ですが裏を返せば、今後のケア次第で自まつ毛への満足度を大幅に改善できるとも言えます。

■ナチュラル・自然なボリューム感は「まつ毛美容液」で作る

アジア人のまつ毛は欧米人に比べると、長さやボリューム、カール感で負けてしまいます。短くボリュームに欠けるまつ毛をカバーするために手放せないマスカラやまつ毛エクステ、つけまつ毛といったアイテム。ですが、こういったアイメイクはまつ毛や瞼に負担をかけてしまうものです…。また、上記でご紹介した調査結果で明らかなように、日本人女性はまつ毛に負担をかけるメイクを好みますが、まつ毛美容液などを使ったまつ毛ケアが不十分になりがちです。

近年話題のまつ育で「日本人女性の目元はもっともっと映えるはず!」

 

出典:https://newscms.searchina.net/node/153