COLUMN
効果のあるまつ毛美容液って何?
- エッセイ
26.Apr.2022
突然ですが、あなたはまつ毛美容液を使っていますか?
アジアの日本・中国・韓国の女性に行ったまつ毛の調査では、まつ毛美容液の使用率について以下のようになりました。
使用率のトップは中国で60%。なんと日本は使用率が最も低い17%でした。
日本でまつ毛エクステやまつ毛パーマの施術が人気ですが、日頃からまつ毛のケアをしている日本人女性は他国と比べても少ないようです。
しかし、近年ではマスク生活の影響もあり、マツ育を意識されてる女性も増えているように感じます。
マツ育の中でも人気が高いのがまつ毛美容液です。ドラッグストアで購入できるものやWEBで購入できるものから美容サロン専売品やクリニック専売のまつ毛美容液など様々なタイプの美容液があります。
特に美容サロン専売のまつ毛美容液の認知度は高まっており、以下の様な理由から人気が高まっているようです。
「市販品よりも効果がありそうだったから」との理由が81.6%と、美容サロン専売のまつ毛美容液に注目が集まっているのが分かります。
では、効果があるまつ毛美容液とはどんなものがあるのでしょうか?
【クリニック専売のまつ毛美容液】
クリニックで購入できるまつ毛美容液には、ビマトプロストという成分が配合されているものがあります。ビマトプロストという成分は、もともと緑内障の点眼薬として開発されましたが、長く・太く・濃く、しっかりとしたまつ毛へと改善する事がわかり、世界で初めてまつ毛の育毛剤として効果が立証されたまつ毛の育毛剤です。ビマトプロスト配合のまつ毛美容液は医薬品ですので、医療機関でのみ取り扱いが可能です。しかしながらビマトプロストは医薬品のため副作用もあります。
主な副作用には以下のよう症状があげられます。
・結膜充血、目のかゆみ
・眼瞼色素沈着(目の周りの色素沈着)
・角膜びらん(目のゴロゴロ感、痛み、まぶしい、涙が出る) etc…
ビマトプロスト配合のまつ毛美容液のメリットは、臨床試験により効果の有効性が認められている事です。逆にデメリットと言える部分は、副作用が出る可能性があるという点です。また、ビマトプロスト配合のまつ毛美容液は治療薬として処方されるため、通販や市販で購入できません。必ず医療機関で処方してもらうとともに、医師の指示に従って使用しましょう。
【美容サロン専売のまつ毛美容液】
美容サロン専売のまつ毛美容液は近年多数発売されています。その中でも「効果が高い」と言われているまつ毛美容液の中に注意しなくてはいけない成分が配合されている場合があります。それは、『プロスタグランジン構造類似体』と言われる成分が配合されているまつ毛美容液です。
プロスタグランジン構造類似体はビマトプロスト等の類似成分で、色素沈着などの副作用の問題が報告されています。
プロスタグランジン構造類似体配合のまつ毛美容液は主に外国産のものが多いようですが、メリットは、クリニック専売のまつ毛美容液に近い効果の高さという点です。デメリットと言える部分は、医薬品ではなく化粧品のため効果や副作用に関してのデータが少なく、安全性などの観点から気になる症状が出た場合は使用を控えるなど、自身で工夫して使う必要があります。
その他にも美容サロン専売のまつ毛美容液では『グロースファクター系』のまつ毛美容液も人気があります。グロースファクターは体内にもともと備わるタンパク質の一種(細胞増殖因子)です。グロースファクターの特徴として副作用が出にくいとい事もあり、お肌の弱い方や安全性を気にされる方に人気が高いようです。
【まとめ】
私自身もマツ育でまつ毛美容液を使い始めた1人です。自分に合うものも合わないものも使ってきました。でも、やはりまつ毛美容液を使ったことで自まつ毛にハリが出て、まつ毛の健康状態が変わるだけで目ヂカラや雰囲気も変わると実感しました。『まつ毛美容液』はとっても大切なセルフケアだと思いますが、瞼という顔の中でも皮膚が薄く、デリケートな部分に使用するものですので、それぞれのメリット・デメリットを考えた上でご自身に合うまつ毛美容液を使いましょう。何よりも毎日安心して使えることが大切なのではないでしょうか。