COLUMN
まつ毛貧毛症とは?原因や対処法を徹底解説
- ナレッジ
13.May.2021
顔の印象を大きく左右するまつ毛。ですが、ふとした時に「以前よりもまつ毛が少なくなった気がする」「まつ毛が細くなったような…」と気になったことはありませんか?そんな方は、もしかしたら「まつ毛貧毛症」かもしれません。
そこでこの記事では、まつ毛貧毛症を徹底解説します!まつ毛貧毛症の原因、対処法まで丁寧にお話するので、ぜひ最後までお読みください。
まつ毛貧毛症とはどんな状態のこと?
まつ毛貧毛症とは、その名の通りまつ毛が不足している状態です。まつ毛にコシがなく細い、切れや伸び悩みがあり短い、本数が少なく薄いといった状態のまつ毛のことを指します。「どれくらいの本数・長さになったらまつ毛貧毛症なの?」と気になるかもしれませんが、髪の質や量に個人差があるのと同じで、まつ毛の本数や長さにも個人差があり、一概には言えません。
ですが、日本人女性のまつ毛は、長さ約6.8mm、1mm間に生える本数約2.6本が平均だといわれています。そのため、平均よりも大幅にまつ毛が不足している場合は、まつ毛貧毛症の可能性があります。
まつ毛貧毛症になるとどうなるの?
まつ毛貧毛症になると見た目の印象が大きく変わってしまうだけでなく、目のトラブルを招きやすくなります。そもそもまつ毛の役割は、空気中のホコリや汗などが目に入るのを防ぐために存在するものです。まつ毛が不足すれば、異物が眼球に付着しやすくなり、結膜炎やものもらいなどを発症するリスクが高くなります。
まつ毛貧毛症になる原因
ストレスや間違ったメイク方法など、まつ毛貧毛症を引き起こす原因はさまざまです。原因を探り、まつ毛不足の予防や防止をしましょう。
ストレスや乱れた食生活
ストレスを受け緊張している状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、血流が悪くなってしまいます。血液は栄養素を体内に行き渡らせる役割も兼ねているため、血流が悪くなればまつ毛に必要な栄養素が届かなくなり、まつ毛貧毛症になってしまうのです。また、乱れた食生活により体に必要な栄養素そのものが不足すれば、当然まつ毛は生えにくくなります。過度なダイエットや偏った食生活は控え、バランスの良い食事を意識しましょう。
まつ毛メイクによる負担
まつ毛根元からのビューラー、マスカラの重ね付け、ゴシゴシこするクレンジングなど、まつ毛に負担をかけ過ぎていませんか?また、まつ毛パーマやまつ毛エクステも、まつ毛やまぶたの負担となります。負担がかかったまつ毛はダメージを受け弱ってしまうため、まつ毛貧毛症を招いてしまうのです。その中でも特にまつ毛を引っ張るビューラー、熱を加えるまつ毛パーマ、化学繊維を装着するまつ毛エクステは、まつ毛にとって大きな負担となります。ビューラーの力加減を弱める、まつげパーマやエクステをお休みする期間を設けると、ダメージが軽減されるはずです。
加齢や病気、副作用の影響
上記の原因に当てはまらないという方は、加齢によってまつ毛貧毛症が起こっている可能性が考えられます。まつ毛を作る毛母細胞の働きは、年齢に比例して鈍くなるものです。そのため、まつ毛のボリュームや長さが年齢とともに少しずつ減っていくのは、止められるものではありません。また、この他にも、皮膚疾患の影響や使用している薬の副作用でまつ毛貧毛症を発症するケースもあります。
まつ毛貧毛症になった時の対処法
まつ毛貧毛症になったらまずは、まつ毛に負担をかけるメイクや生活習慣を断ち、まつ毛が生えやすい環境を整えることが大切です。病院での治療も受けられるので、改善しない場合は医療機関に頼るという方法もあります。
まつ毛が生えやすい環境を整える
まつげ環境を改善するため、まずはメイク方法を見直します。できるだけ優しくまつ毛を扱い、ダメージを改善できるよう意識しましょう。同時に、まつ毛が生えやすい環境を整えることも忘れてはいけません。まつ毛が生えやすい環境に必要なものは「健康なまぶた」と「まつ毛美容液」の2つです。まつ毛は生え際であるまぶたの影響を受けやすいので、まぶたの清潔さ・潤いをキープするよう意識してください。また、まつ毛美容液でまつ毛の成長を促進させれば、症状の早期改善に繋がるはずです。
病院の治療を受ける
一向に改善がみられない場合、症状がどんどん悪化していく場合は、早めに病院の治療を受けましょう。医師からまつ毛貧毛症だと診断されれば、医薬品として認可されているまつげ発毛剤を処方してもらえます。治療してくれる病院は、皮膚科、内科、眼科のほか、レディースクリニックなどです。診てもらえるか心配な場合は、来院前に一度電話で問い合わせてみてください。ただし、まつ毛貧毛症の治療は保険適用外となるため、費用が掛かることは頭に入れておきましょう。
健やかなまつ毛を育てる努力が大切
まつ毛貧毛症かもしれない…と思ったら、まつげメイクを控える、まつ毛美容液で栄養を補給するなど、まつ毛を労わることが大切です。病院で治療を受けることもできますが、自分でできる予防や対処法もあります。